ひげパパ?

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沖縄帰省旅行記 1月

★1月28日 きっとよくなる!

お昼ちょうどに沖縄に到着。残念ながらの曇り空。そうは言っても、神奈川とは比べ物にならないくらいの温かさと湿度に体が懐かしんでいる様子。

ひげパパ、初の体験となるユイレール(沖縄の、空港から首里城を結ぶモノレール)に乗って、ちゅらママの妹が働いている、「おもろまち」にある「D.F.S」(デューティー・フリー・ショップ、←そのマンマ(笑)!)へ。

モノレールなんて、こっちにいてもあまり乗る機会がないのでなんとも言えませんが、かなり高い位置から沖縄の町が見下ろせるので、観光にももってこいでした。窓がとても大きく採ってあるので景色もとてもよく見えます。窓際から足元を見ると、怖くなるくらいの高さと窓の大きさです。今まで見たことがない角度からの沖縄の風景に少々はしゃぎすぎました。このあと訪れる悲劇も知らずに・・・。

さて、「おもろまち」駅に着くと、なにやら沖縄らしくない駅ビルみたいなのが建っているではありませんか!通りを歩く人も心なしか以前よりオシャレになっているような気も・・・。なんとなく沖縄らしからぬ雰囲気に、少々気後れしながら中に入ってみると、中もスゴイつくりでした。

有名なブランドショップが入っているらしく(ぼくはその辺、詳しくないもので・・・(汗)。)、なにやら上品なつくりです。一番ビックリしたのは、入り口の足元がガラス張りで出来ていて、下に水が流れているのです。普通に歩いていくと、思わず「おっ。」と、足を止めてしまいます。我が家の「やなわらばー2号」は、ここの上を怖がって歩けませんでした(笑)!(でーじかわいかった!)

スタッフの方達もしっかり教育を受けているのか、キチンとしてました。(後で聞いたところによると、この店は外資系の会社で、この当時はまだ本社スタッフの応援が多く来ていて、ピリピリしていたようです。)しかしよく見ると、お客さんは、ツアーで来たナイチのオジサン・オバサンばっかりです(笑)。ツアーのコースに入っているので、ブランド物に興味がないオジサンもムリヤリ連れて来られてます(笑)。

しかもここで、デューティーフリー(免税)で買い物することが出来るのは、飛行機のチケットを持っている観光客だけなので、沖縄の人にはあまり意味がないそうです。(もちろんブランド品は普通に買えるそうですが・・・。)

ぼくの肩にはまだ荷物が満載しているので、とくに店内をまわるでもなく、義妹から鍵を受け取ると、義妹の家に向かうことにしました。

・・・・・がっ!何か足りません!三線です!!(←ぼくは馬鹿みたいに、家から三線を持ってきてました。)そうです。
モノレールの網棚にすっかり忘れてきてしまったのです!!はしゃぎすぎたぁ〜(悔)!
ぼくは、荷物も家族も置いてあわてて駅に走りました!駅員さんに事情を話すと、終点の首里駅で忘れ物のチェックをしているので、あれば首里駅に届けられているハズだから確認してみるとのこと。

祈るように待つこと10分あまり。

・・・・・・・・・。駅員さんが受話器を置きました。

「いま、首里駅に確認してみたところ・・・・・、」

「・・・ごくりっ。」

「届けはありません!」

「がびーんっ!」

「てめー、ちゃんと確認したのかよ!どこの車両のどこの網棚に忘れたのかまできっちり説明したんだから無い分けないんだよ!もう一回探してみろよ!ちゃんと終点の駅で忘れ物確認してんのか?」

と、心の中で叫びながら、

「お手数おかけしました。ありがとうございます。今後、見つかった場合はどのようにすればいいですか?」
と聞くと、(←さすが大人!(笑))

「警察か、那覇空港駅に電話してください。」

だって。

はぁ〜?こっちは既に紛失届け出してんだから、見つかったら連絡してくれよー。普通、そうするだろ?警察だって電話してくれるぞ。

結局こちらの連絡先も聞こうとしないので、この駅員と話すのはあきらめて、帰りました。でも、ぼくは絶対どこかの車両の網棚にぼくの三線があるのを信じていました。何故なら、駅員はああ言いましたが、首里駅での忘れ物チェックもロクにされていないことは、長い間うちなんチュと付き合ってて分かっているからです(笑)。(駅員業務内容も、まだきちんとマニュアル化されていないようだったし・・・。)

ぼくはホームに入って、来るモノレールをすべてチェックしていこうかとも考えましたが、家族を待たしていることですし、絶対に出てくると信じていたので(うちなんチュに三線を盗むような悪い人はいません!)、後で電話確認することにして、引き上げました。

駅前なのでタクシーは簡単につかまります。というか、沖縄はどこでもタクシーは簡単につかまります。運転手と目が合うと止まるくらいです(笑)。(ちなみに沖縄のタクシーは安いので、3人以上なら、バスよりタクシーを使った方がお得な場合が多いです。)向かう先は、いとこに借りてある車が置いてある駐車場です。

駐車場にあった車はなんと、180SX・・・。しかも車高はよりいっそう低くしてあり、フロントにはエアロパーツが付いていて、これでコンビニに入ろうものならガリガリいくのは間違いなし・・・。これに家族で乗れと・・・。まぁ好意で貸してくれているのだから文句は言えません・・・。

こわごわ駐車場から出て、義妹の家に向かいます。ちょっとの段差やマンホールでもガタガタです。が、慣れてくるにしたがってだんだん調子に乗ってきてしまいました。(←いま考えてもこれがいけなかった・・・。)

おなかが減ったので、先に沖縄そばでも食べに行こうということになり、ぼくがいた頃、その量の多さで割りと有名だった、「那覇そば」に行くことにしました。ぼくの記憶では、奥武山公園の横を通り、331号線へ出る交差点を右に曲がれば、右手にすぐ見えてくるはずです。車の運転にも慣れてきたぼくはちょっといい気になって、アクセルを明け気味にハンドルを右へ・・・。

あ、あれ?

ハンドルを左へ・・・。

あれれ?

まわってる・・・?

うそっ!全然ハンドルが効きません。なんだか交差点のど真ん中で、家族を乗せた180SXはぐーるぐる回ってます。なんで・・・!?そこまで踏み込んだつもりも急ハンドルしたつもりもありません。

そうなんです。すっかり忘れていましたが、沖縄のアスファルトはとってもよく滑ります。しかも、このときはおりしも小雨が降り始めていたところでした。抜群にすべる状況が整っていたんです。ぼくは右に3回、左に3回くらい回ってから、ようやく車をたて直し、何事も無かったように交差点を脱出したのでした。

いま考えてもラッキーだなと思うのは、あの交差点に後続車や他の車両が1台もいなかったことです。あとになってから、ドキドキしだしてあわてて車を止めて深呼吸しました。ちなみに沖縄の道路は、見た目もちょっと白っぽく、その成分に珊瑚のかけらとか、石灰成分が多く含まれているとかで、雨が降ると特によく滑るようになります。

そういえば、ぼくは昔、バイクで沖縄ツーリングに来たとき、最終日に船のターミナルに向かう途中にスコールに会い、気持ちよーく滑ってバイクを廃車にしたこともありました。おかげで九州に行くはずがそのまま直帰になったんだよなぁ・・・。その経験がちっとも生かされていない・・・。

まぁ、何事も無くよかったんだけど、ちゅらママは超ビビッてました。ぼくはおかげで、さっきの三線の件もすっかり吹き飛び、笑うしかなくなっていました。子供たちはなんとも思ってないようです。さすが我が家のやなわらばーたー。

しかし、そんな思いまでしてここまで来たのに、「那覇そば」はねぇーし・・・。

車が停められるおいしそうなそば屋を探して、ウロウロしていたらモノレールが出来たせいか道がすっかり変わってて迷っちゃうし、結局浦添の方まで行っちゃいました。でも、久しぶりの沖縄そばはうまかった(嬉)!

突然ですが、ここで、よく質問される、「沖縄そばとソーキそばってどう違うの?」についてお答えしておきたいと思います。ソーキそばというのは、沖縄そばの上にソーキが乗っているからソーキそばなんです。ラーメンにチャーシュウが入っているからチャーシュウ麺と同じです。

そしてこのソーキとは、豚のスペアリブを煮込んだようなものです。ですからソーキそばを注文すると、その骨入れのために小さな空の器も一緒についてきます。たまに観光客でその器を見つめて悩んでいる人がいますが、そういうわけなので悩まないで下さい(笑)。

また、沖縄そばは、そばといってもそば粉は入ってません。うどんとラーメンを足して2で割ったような感じです。うどんがもっと硬くてごわごわした感じです。ちょっとチヂレています。初めて食べる人には、あまり評判はよくないようですが、食べなれてくるとたまに無性に食べたくなってきます。スープがまたおいしいです。沖縄にいるときは毎日のように食べていました。面白いのは、沖縄で年越しそばというと、この沖縄そばなんです。初めてのときはちょっとビックリしました。

さて話が脱線しましたが、おなかもふくれたぼくは、いままで起きたことなどすっかり忘れて上機嫌で車に乗り込みました。思ったよりも時間を食ってしまっていて、気がついたら義妹の仕事が終わる時間になっていたので、迎えに行きました。そうして、1人増えた車の車高はよりいっそう沈み込んだのです。このときのぼくは、これが新たな悲劇を生むことになろうとは、まだこれっぽっちも気がついてませんでした。(←1日に一体どれだけ悲劇があるんだ!?)

ちゅらママが昔の仕事場に挨拶に行きたいと言い出したので、ちょうど通り道だったこともあり寄って行くことにしました。細心の注意を払いながら、車を歩道に乗り上げ停めました。

ひとしきりの挨拶も終わり、みんなが車に乗り込んで、そーっと車をバックさせていきました。あと少しのところで、

「ゴトンッ!」

何の音だろう?ちょっと下を擦っちゃっただけだろう。と、ごまかしながら行こうとすると、

「ストップ!ストップ!なんか落ちてる!!」

「へっ!?」

見ると、フロントに付いていたスカートみたいなエアロパーツが落ちているではありませんか!ガビーン!ですよ!何で1日にこんないろんなアクシデントが起きるんだ!?

しかし、気がつくと後ろに車が並んでいるので、とにかく急いでそのパーツを車の中に入れて走り出しました。ただでさえ狭い車内に、エアロパーツまで入った日にゃぁ、こんな経験いままでないってくらいの景色ですわ。もうやけっぱちの超ブルー。これからの沖縄旅行はどうなるんだろうって悩みだしました。

でも、ぼくは最近「きっとよくなる!」 (本田 健 著)(←マジ、いい本です!本田健って言う人もスゴイ人だと思います。ぼくは、思わず講演会にも夫婦で参加しちゃいました(笑)!とってもよかったですよ!一度、彼の本は読んでみてください。他にも「ライフワーク」で豊かに生きる なんかがオススメです。他にもベストセラーがたくさんありますよ。)なんかを読んで、プラス思考にハマっている(根が単純だから(笑)・・・。)ので、「これもきっといいことにつながっているんだ!」と、自分に言い聞かせて、その現状に精神的に負けないように笑って過ごすことにしました。

結局、その後空港駅に電話してみると三線は届けられており、車を借りたそのいとこも、「ボンドで貼ってただけだからしょうがないよ。いいよ。」って言ってくれたし。(内心ビビッテたんだよね。いくら請求されるか(笑)。車も車だから、ヤンキーだったらヤダなーとか・・・。超まじめそうな良い子だった(笑)!)おかげでそのいとこともかえって仲良くなれたし(この時が初対面!)、初日から、ネタはいっぱいになるしで(笑)。いいことずくめだね(笑)!

本日の教訓! ブルーな時こそ笑え!

★1月29日 パパたちの育児体験

初日からアクシデント盛りだくさんの沖縄旅行、このペースでズーッといかれてはページ数がとんでもないことになります(笑)!

でもよかった!今日はそれほど変わったことはありません(笑)!というのは、この日はちゅらママの友達の結婚式なので、ぼくは留守番です。おうちでおとなしくしてました。ぼくは・・・。


この日は、予報も外れてとっても天気がよくなり、思わず朝からみんなで散歩がてら、近くの100円ショップに買い物に出かけました。(沖縄にも100円ショップはたくさんありますので、これから移住を考えている人はご安心ください。)

帰り道に公園があったので、子供たちを遊ばそうとちょっと寄っていきました。いまさらですが、沖縄の土って赤土なんですよね?こんなちょっとした公園の土の色に沖縄を感じてしまいました。生えている木は、ガジュマルだし。


お昼ごはんは、ちゅらママが昔お世話になっていた、職場の友達と会いがてら、比較的新しく出来たという、「あしびなー」というお店で食べました。

このお店は首里城の近くの多少奥まったところにあり、ちょっと隠れ家っぽくて(ただ繁盛しているようで、中に入ると人がいっぱいでした。)雰囲気がよいです。昔の大きなおうちを改装したとかで、落ち着くつくりになってました。お庭もきれいで、そのお庭でも食事が出来るようになっています。個室の利用も特に料金の上乗せも無く出来ました。昔風のおうちの部屋で、ゆっくりご飯が食べれてよかったです。

芸能人の方達もよく来ているようで、ぼくたちが利用した部屋には、中尾 彰さんの写真がありました。その他では、牧原 敬之さんのプロモーションビデオは、ここのお庭で歌っているシーンを撮影したそうです。

←ちなみにこの日ぼくが食べたのは「てびち煮付け定食(850円)」です。お値段も割りとお手ごろで、量的にも充分満足です。もちろん、味もよかったですよ。(観光客にも食べやすい味付けに多少アレンジしてあるのでは?)真ん中にある黒い小鉢はモズクです。ご飯はジューシー(沖縄風炊き込みご飯)です。このジューシーだけで食べれちゃいます。夜と昼ではメニューが違うようでしたので、ご注意を。


さてあとは、やなわらばーたーの子守ですが、1人ではつまらんので、友達を呼ぶことにしました。この友達は「ハナおじさん」(ハナがビックリするくらいデカイのです。)といって、ぼくの友達なんですが、ちゅらママの幼なじみの旦那さんでもあります。ですから、この日はやはり友達の結婚式に出るため、ハナおじさんも子守です。

野郎二人で悪戦苦闘の子守でした。自分の飯を食ってる暇などありません。下の娘は、なぜかメシ食いながらウンチしてるし、そのオムツを替えていれば、上の娘がいきなり泣き出すから何かと思えばおしっこ漏らしてるし・・・。(なんでか子供って、楽しいとおしっこしたい気持ちも忘れちゃうみたいなんですよね?)

ハナおじさんのほうは、息子が少々風邪気味で体調が悪かったせいか、抱っこしてないと泣き出してしまうので、カンガルーのように布でおなかに子供を巻いてあやしながら立ち食いする始末・・・。

結局、落ち着いて話しもしないうちに、ハナおじさん達は帰って行き、それと入れ違うように、程なくちゅらママも帰ってきて、ぼくは晴れて自由の身となったのでした。

本日の教訓! 育児は思ったよりも重労働。ちゅらママに感謝の気持ちを忘れない!

★1月30日 デカイことはいいことか!?

この日は午前中にタンカン狩りに行く予定でしたが、前日に少々飲みすぎまして・・・・。起きたのが10時半ごろ、出発は昼近くになってしまいました。

目指す場所は、沖縄本島北部の本部町伊豆味(いずみ)。ここはタンカン畑がたくさんあるところです。この近くまで車を走らせれば、タンカン狩りの看板がたくさん出てきます。

ナイチでドライブすることから考えれば、それほど遠い場所というイメージではなかったのですが、整備のあまり行き届いていない道路を180SXという乗りなれない車に、大人3人・子供2人が乗って行く名護ドライブは、少々疲れました。もちろん高速は使わず下道で行きました。(だって、この車でスピード出すの、怖かったんだもん。)

途中の牧港マックでドライブするーをして、朝食をとりながらドライブでした。ちなみに、なぜあえてこんなことを書くかと言うと、この牧港マックは非常にウマいんです。

みんなこれを話すと、「マックなんて、どこも変わんねぇーよ。」と、言うのですが、マックは店によって絶対味が違います!ぼくが食べた中では(本土も含めて。)、この牧港のマックが一番ウマかったです。きっとここには、マック選手権(マックには、調理技術を競う選手権があるそうですよ。)のチャンピオンがいるに違いありません(笑)!

以前に、この話を信用しない友達を、何人か連れて味見に行ったことがありましたが、みんな納得してましたから間違いありません。機会があったらゼヒお試しを!

さて、そんなこんなで、伊豆味のとあるタンカン畑に着きました。ここの農園に決めた理由は、車が停めやすかったから(笑)!で、このタンカン狩りの料金は、農業組合みたいなので決まっているらしく、どこの農家さんでも小学生以上1人250円ということです。

もちろん、中で食べる分には食べ放題です。安いですよね?ぼくの感覚では、イチゴ狩りやぶどう狩りをイメージしていたので、1人2000円近くとられるのかな?と思っていたので、これはとってもウレしい誤算でした!ちなみに持ち帰りは、1キロ300円でした。

中に入るとこんな感じで、この農園には2種類のタンカンがありました。ぼくはこのとき始めて知ったのですが、一口にタンカンといってもいろいろ種類があるんですね?ここのは温州系とネーブル系でした。

今年は、鳥や台風による被害がすごかったということで、たくさんのタンカンが落ちていました。落ちたタンカンはそのまま腐らせて肥料にしてしまうそうです。ですから、摘んで食べた後の皮もそのまま地面に捨ててしまってOKです。(ちなみにモデルは、今回初登場!やなわらばー2号です。)

また、タンカン畑は傾斜地にあるので、小さい子を連れて行くときは注意しましょう!我が家も、大好きなタンカンを前に興奮した、二匹の怪獣を制御するのが大変でした!一度転んだら、そのまま転がり落ちて行きそうで、気が気じゃありません。

樹によってかなり味の違いがあり、おいしい樹を見つけるのが楽しいのですが、タンカンて、1人でそう多くは食べれません。すぐおなかいっぱいになっちゃいます。特に、たまに見かける子供の頭くらいある大きなタンカンなんて、ひとつで満腹間違いなしです。その割に味はよくないし・・・。ですから、みんなでひとつのタンカンを分け合って、おいしい樹を見つけるのがポイントです。

満足するだけ食べた後、受付に行ってナイチに送るお土産用の発送サービスを利用しようとしたところ、このサービスを利用するより、自分で摘んだタンカンを郵パックで送るほうが安いといわれ、再びぼく1人タンカン狩りへ。

始めのうちは、よーく吟味していたのですが、「こんなこと10kg分もやってらんねぇー!」と思い、手当たりしだい摘み出すことに・・・。しかし、摘んでいくうちにだんだんバスケットの中は重くなるし(←当たり前だ!)、その状態で傾斜地を歩かなければいけないので、これはかなりの重労働です。お土産用の発送サービスが多少高いのもうなずけます。要は、手間賃なんですね・・・。

そして、タンカンを摘んでいくうちに新たな問題に遭遇!熟れておいしそうなタンカンは、そうっと摘まないと、ヘタ周辺の皮が樹にそのまま残り、皮が向けてしまうのです。皮がむけたタンカンを送るワケにはいきませんので、その場で食べることに・・・。おいしい。

あっ!またおいしそうなタンカン発見!あっ・・・・。また勝手にむけちゃいました。・・・・・おいしい。あっ!これもおいしそう!あっ・・・、また・・・。

もう、食えねぇーよ!

これには参りました。ホントーに慎重に摘まないと、熟したタンカンは変な具合に樹に皮を残したまま、ポロっととれてしまうのです。この時も、「もう今年はタンカンはいらない。」というくらい食べるハメになってしまいました。

何とか、10キロ分のタンカンの収穫を終え、発送も済ませたぼくたちは、タンカンでたぷんたぷんになったおなかをさすりながら、次なる目的地、八重岳に向かうのでした。

ダラダラとした上り坂を、これまたダラダラと渋滞している道路状態は、この車には最悪でした。もちろんマニュアル車ですから・・・。八重岳の、屋台が出ている公園にたどり着く頃には、ぼくの左足はプルプル震えてました。

残念ながら小雨の降りしきる寒い天気でしたが、ナイチより一足早い春の風物を堪能してきました。もちろん、沖縄がいくらあったかいとは言え、この時期に咲く桜はソメイヨシノではありません。カンヒ桜という別の種類の桜です。

このカンヒ桜という名前は、本当は緋寒桜(ヒカンザクラ)というものでしたが、彼岸桜と混同されることが多かったので変えてしまったそうです。思い切った話です(笑)。

そしてその花は、いわゆる桜色ではなく桃色に咲きます。また、うつむき加減の咲き方は、沖縄女性の奥ゆかしさを感じます(←うそです。ぼくの周りの沖縄女性に奥ゆかしさなど微塵もありません(笑)!)。そして、散り際は「はらはら・・・。」ではなく、「ぼとりっ。」 と花ごと落ちてしまいます。

ですから、沖縄の花見は、桜の下で宴会などはせず、桜が咲いている道を歩いて見るだけです。ホントに花見です。ただ、桜がたくさんあるようなところでは、屋台などが出ているのでそこでちょっとお祭りっぽく楽しみます。

この日のぼく達も、例に漏れず屋台でいろいろ買って楽しみました。 ・・・・が、まずい!なぜだか、この日に買った屋台の食べ物は全部まずかった!イヤもう信じられないくらい。でもかえって忘れられない思い出になりました。

ただ、あなたの今後のために忠告しておきます。子供の顔ほどもある、やたらとデカイ鳥の揚げ物には決して手を出さないで下さい!最近味わったことがないというくらいの後悔をすることになります(笑)!

雨も少し強くなってきたので、あまり歩きもせず早々に引き上げました。

この日の夕飯は、那覇に帰ってから、「ビッグハート」というステーキ屋でとりました。ボリュームと値段的には満足でしたが、用意されているソースが甘かったり酸っぱかったりと、ぼくの口には馴染みにくいものでした。(酸っぱいソースというのは、沖縄ではメジャーなA-1ソースというヤツです。)

本日の教訓! デカイ食い物には手を出すな!

★1月31日 楽天ゴールデンイーグルス!堂々たるパレード…!?

この日は、久米島に渡りました。しかもフェリーで!これは我が家には大事件です!なぜか分からないあなたは、こちらをご覧下さい。とにかくぼくは勝ったんです(笑)!

しかし、この日は天候が悪く、航路も変更して、普段は通らない慶良間諸島の間をくぐるように行くくらいでした。島に囲まれたところを通っているときはいいのですが、一歩(?)外に出ると、それはすごい揺れでした。明らかに船のへさきが空中に浮いています。そして、そのへさきが海面をだっぱーん!と、たたくときの衝撃のスゴさったらありません。

途中、「右舷前方にくじら出現!」なんて船内放送がかかったのですが、見つける余裕がありませんでした。甲板はメチャメチャ寒かったし。

ちなみに、このときちゅらママは、「前日徹夜して船内ではひたすら寝る。」という作戦が成功して、子供たちと一緒にガーガーゴーゴーでした(笑)。

何とか無事に久米島に着くと、偶然この日に来島した、楽天ゴールデンイーグルスのパレードがこれから始まるというではありませんか!どんなパレードなのかな?とワクワクして待っていると、目の前の道路を観光バスが4台ほど通っただけ・・・。確かに車内から選手たちが手を振ってくれてはいましたが、これをパレードと呼ぶのはちょっと無理があるかな・・・?

本日の教訓! 船酔いする人は、前日は徹夜するべし!