八重山キャンプ時代
★感謝そして旅立ち
ぼくの沖縄移住は、リュックを担いでの八重山キャンプから始まりました。
有明埠頭から、那覇に向かうフェリーでの旅立ちです。前日のお別れ飲み会に、ありがたくも名古屋から仕事後の新幹線で駆けつけてくれた友人が、なんとここまで見送りに来てくれました。
今だから白状しますが、船の上で早速オリオンビールで自分の旅立ちに乾杯していたぼくは、その友人が手を振っているのを見つけて涙を流していました。
友人とはありがたい物です。いつか、この感謝の気持ちを伝えたかったのですが、まだ面と向かって言えないぼくは、この場を借りて言わせていただきます。
「ありがとう!本当に嬉しかった!まだ君が手を振っている姿が容易に思い出されます。」
★いざ!八重山へ!!
さて、そんな旅立ちを経て無事那覇についたぼくは、すぐに石垣に向けて旅立ちます。と言うのは、まず広く沖縄を見ておきたいと思ったからです。
本島は何度か来たことがあったので、今回は「もっと南に行きたい!」と言う強い衝動がありました。
石垣についてまず気づいたことは、本島よりもいっそうのんびりしていると言うことです。沖縄と言っても那覇はやっぱり都会と言えますが、石垣はもう田舎(笑)!まるっきりその雰囲気が違います。
天候に関してもやはり、多少の違いがあります。八重山諸島のほうが本島よりも多少気温も高いようです。海開きも早いですしね。
石垣からさらに近辺の島々に訪れてみると、それはそれは魅力的でたまりません。同じ八重山の島なんですが、島ごとにまるで違った趣があるんです。
コレにハマってしまったぼくは、数々の島を巡り歩きました。もちろんどこに住もうかを決めるために。
★八重山移住!?
この旅の途中で、実際にナイチから移住してきている方にもお会いする機会に恵まれ、いろいろお話を伺いましたが、島に行けば行くほど、またその島が小さければ小さいほど、部外者が生活するにはいろいろ問題があり、難しいこともあるようです。
もしあなたが今の生活で、お隣さんの顔も知らないと言うのであれば、まず無理と考えた方がいいでしょう。もしくは段階を踏んでの移住をオススメします。
結論から言えば、ぼくは、八重山に移住するのはやめました。
ぼくの場合は、ご近所づきあいにはそれほど不安はなかったんですが、八重山の島に骨をうずめる気にはなれなかったんです。
別に八重山がキライとか言うんではなく(むしろその反対の大好きですが。)、八重山に住みだしたら、人生のそのほかの可能性はある程度あきらめなければならないと感じたからです。
★八重山はデンジャラスアイランド!?
その頃ぼくは、将来、日本語教師として海外に住んでみたいとも思っていました。しかし、八重山に住んでしまったら、それはおそらく無理だと思ったんです。
島にはまともな本屋なんてありません。情報が極端に少ないんです。コレでは勉強も出来ないのでは?と思ったんです。
イヤそれ以前に、いつか帰りたくなった時に帰れるだけの金を貯金していけるのか?と言う不安に襲われたんです。
生活は、住んでしまえば何とかなるとは思いますが、プラスアルファをするために使うお金が稼げるだけの仕事はあるのか?っていう疑問が頭から離れませんでした。
もしかしたら、一度住みだしたら抜けられないデンジャラスアイランドなのでは?そう思えたんです。
★そして旅は続く…。
しかし、旅をするのにこれほど魅力的な島々もそうはありません。ぼくは、八重山に住むのはやめましたが、旅はやめませんでした(笑)!
いま思うと、沖縄移住生活の中で、この時期が一番の思い出のような気がします。一番楽しかったし、忘れられない出会いをたくさんしました。それこそ運命を変えるような人と…。
そこら辺の話は、また別の機会にお話しするとして、ぼくが足跡つけてきた島の情報を一覧にしてみましたんで、是非ご覧下さい!
- ◆沖縄のひげパパの足跡の着いた離島情報
- 沖縄離島巡りの前に沖縄離島情報と一緒に是非参考にしてください!